"My Pure Lady" Junko Sakurada

桜田淳子出演 映画

「曼荼羅 若き日の弘法大師・空海曼荼羅」


H03,12/14公開 コムネット
「曼荼羅 若き日の弘法大師・空海曼荼羅」
テン・ウェンジャ 監督作品

  ■スタッフ■
監  督:牒   文 壊
制  作:木 下 昌 也
総合プロデューサー:水 野   清
製作プロデューサー:相 沢   撤
中国プロデューサー:馬   穂 和
脚  本:原   源 一
音楽監督:立 川 直 樹
作  曲:喜多嶋   修
監督補 :笠 倉   陸
美  術:木 村 威 夫
 〃  :揚     納
録  音:紅 谷 愃 一
撮  影:智     磊
 〃  :岡 田 次 雄

 

後  援:真言宗各派大本山会
 〃  :四国八十八ヶ所霊場会
 〃  :ANA全目空
制  作:株式会社コムネット
    :中国曳影合作制片公司
    :株式会社フィルムクレツセント
制作協力:兼松株式会社
    :テレビ東京
    :テレビ和歌山

   ■キャスト■
空      海:永 島 敏 行
           ○
喜娘(きじょう)桜 田 淳 子
           ○
椰(なぎ):栗 林 綾 子
小槌(こづち):天 宮   良
           ○
大      使:河原崎 建 三
婆羅門(ばらもん):甲 斐 大 策
永忠(ようちょう):高 橋 悦 史
顧燕(こえん):姜   黎 黎
洞天(どうてん):張   豊 毅
香卉(こうかい):段     岫




■ものがたり■


 大学寮・明経科。佐伯真魚(後の空海・永島)は入学後一年足らずでそこを退学、自動的に約束されていた出世への道を捨ててしまった。己の真理を求めて山野きに身を投じたのである。
 ある日、山中で真魚は、舞を舞っていた喜娘(桜田)、椰(栗林)という二人の娘に出会う。唐生まれの喜娘は、彼にとって初めての唐との接触だった。
 同じ頃、淡路の早良親王陵では、椰の幼なじみの小槌(天宮)と安底利が苦役を強いらている農民達を逃がそうとしていた。安底利は深い傷を負い、後日、偶然真魚に助けられる。そして安底利は、確たるものを見つけられず煩脳にさいなまれていた真魚に出口を与えた。彼は云う。「大和に大日経と云う梵語(サンスクリット)の経典がある」
 真魚はすがるように大日経を求めた。そしてさらなる理解の為に、得度して「空海」と名乗り、橘逸勢・大伴勝兄らと共に唐へ渡ってゆく。

 唐・揚州の港。垣の取締役人と茶の仲買人・洞天は荷の事で争っていた。洞天が高税の塩を、隠れて農民に与えている事が露見しそうになったのだ。
 洞天と知り合いの茶舗の主人・顧燕彼をかばい、その場を収めた。その一部姶終を見ていた空海は彼女の毅然とした態度に好意を抱く。  その時、空海の一行は長安へ急いでいる途中だった。ある山地で空海は、皆を乎地より険しい峯越え道へ追いやる。
 皆が不平を云いながらも登りきった頃、突然山の中腹が夥しい岩石を吹きだして崩壊し、道を理めつくした。一行は皆、茫然としながらも、空海の神秘性にうたれて立ちつくしていた。

 翌年、彼らは長安に到着した。空海は街の大寺院を端から訪れる毎日を過ごし、農民の娘・香卉、先の留学僧・永忠、梵語(サンスクリット)の師・南天、婆羅門らと知りあう。
 さらに、すでに唐へ戻っていた喜娘の宴を通じて、詩人・白居易、元撰といった人々とも出会った。婆羅門と旅にも出、空海は、人々や自然、つまり森羅万象のすべてから様々なものを吸収していく。
 一方、青龍寺の真言密教七代目・恵果阿闍梨は、己の命が尽きようとするのに耐え、まだ見ぬ弟子をひたすら待ち続けていた。この地で只一人、正当な純粋密教を得て恵果はそれを受け継ぐ者の列来をすでに感じとっていたのだ。 ろ
 空海がようやく彼の元を訪れた時、大いに喜び、密教の全てを伝授しようと即決する。その言葉通り、恵果は秘儀の全てを残らず空海に譲り、八代目阿闍梨・遍照金剛の名を与えた。
 儀式が行われている青龍寺・灌頂院の外では、多くの僧侶・大衆に混じり、喜娘・椰・香卉達が胸をいっぱいにして空海を見守っていた。
 そして、その後しばらくして空海は日本に戻る決意をする・唐の長安で得た密教の奥儀・新しい見聞・人々から貰った形のない宝宅………それらを全て抱え持ち、新来の教えを待ち焦がれている祖国へ帰るのだ。都ではさらなる大きな仕事が空海を持ちうけていた。
 
 



jpeg jpeg jpeg jpeg






Home
inserted by FC2 system