"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館

管理人室

 

管理人の迷酊放談

〜よい酔い余韻の良い好い宵〜

『新版・犯罪報道の犯罪』を読んで

 

08 ■マスコミ自らの手で改革せよ

●「新聞に名前が出るから殺すのをやめよう」と考えられるような冷静な人は、最初から、人殺しなどしませんので、犯罪報道を実名でしたとしても、犯罪抑止効果があるとは思えませんし、第一、犯罪を減らすことは、マスコミの仕事ではなく、法務省や警察の仕事です。

●自殺報道があった後に必ずといっていいほど自殺が連鎖するように、克明な犯罪報道は、犯罪の手口を詳しく教え、類似の犯罪を連鎖的に誘発し、「俺も新聞に出たい」と犯罪を起こす人間が出て来る可能性すらあることを認識すべきです。

●公権力を批判するチェック機関としてのマスコミを規制しようとして、法的な介入や検閲を虎視眈々と狙っている人たちにつけ込まれないようにする為にも、報道界全体で自主的に「報道倫理綱領」を制定し、自分たちの取材や報道によって被害を受けた人々の申し出を受け入れ、最低結果を公表する報道評議会を設置する「メディア責任制度」のようなシステムを、自ら作り出していかなければなりません。

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