"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館 管理人室
sonoさんの『新・淳子ヒストリー』 特別書き下ろし編
〜『わたしの青い鳥』編 C〜
その年も、年末を迎えるころ、すでに、○○子は以前の明るさを取り戻し、私も両親も一安心です。
部活にも復帰し、親友○美ちゃんたちとも以前の関係を取り戻し、これまた、一安心ですが、○○子には、乗り越えなければ、ならない壁≠ェ残されてたのです。
○○子が、一時期もう一つの仲間≠ノ属していたことは、書きましたが、そのもう一つの仲間に加わる、きっかけとなったのが、もう一つの仲間≠フリーダー格で、○○子が中学時代のバスケ部の2年先輩で、○香という、少女なのですが、面倒見のいい子で、心根のやさしい、○○子が尊敬し憧れの、先輩だったのですが・・・。
時折、○○子が、携帯で声をひそめて、話す様子に私は○香の存在を確信しました。
○○子が、更生の道を歩きはじめた今、私はもう、○香とは付き合わないでくれ≠ニ願う反面いや、どんな、かたちであれ、友達は大切にしなければいけない≠ニ矛盾した考えを持っていたのです。
寒い日の夕方でした、自宅の電話が鳴りました。
今どき、携帯じゃなくて、備え付けの電話なら、親父の関係か≠ニ思いながら、受話器を取ると、なんとあの、○香ちゃんでした。
私自身、彼女と面識は数回ありますので、
「お〜。○香ちゃんか」
と挨拶をしたものの、心の中では、素直に○香ちゃんを受け入れることはできませんでした。
「○○子は、テレビを見とるけん、携帯のほうに、電話したら」
と私が言いますと、
「別にいいよ。○○子に伝言を伝えてよ。私の家にある、服とか、取りに来てってね。」
私は了解と答え、電話を切るそぶりをしますと、続けて、○香ちゃんが話ました。
「それと、もう○○子には、電話しないでって、伝えてよ。
あの子さ、ず〜と、私の家に泊っていたけど、根性なしでさ、夜になると、泣きだすから、もうウザイからさ。
弱虫、泣き虫は、昔からあの子のベースだけど、そんなんじゃ、だめよ。 あの子は不良の¢f質がないわ。もう縁切りよ。
あの子の荷物、はやく取りに来てよ」
とあっさりと○○子は不良の素質なし≠フ烙印を押されたのでした。
私は、○香ちゃんの、やさしさが、身に沁みました。
彼女はわざわざ、私に電話をくれたのではないのか、そんな気がしました。
直接、○○子の携帯に電話せず、家の備え付けの方に電話をくれたからです。
○香ちゃんは、○○子のために自ら身を引いてくれた≠サんな気がしました。
こうして、○○子の理由あり反抗≠ヘ、幕を閉じたのでした。
○○子高1編でした。
で現在の○○子と言えば、相変わらず、生意気で、泣き虫で、女王様で、私に意見するし、反抗するし、只今第二反抗期≠フ真っ最中です。(大笑)。
今回の新・淳子ヒストリー わたしの青い鳥≠投稿するにあたり、この投稿を言い出したのは、○○子の方でした。
○○子は掲示板デビュー後、管理人様をはじめ、皆様にやさしい、お言葉をかけて頂き、その喜びようは、大変なものでした。
その反面、皆様とのふれあいの中で、自分の過去を気にする様になりました。
私は皆さんが思っているような、さわやかな明るい女子校生ではない。昔は荒れた日を送っていた女なのだ。私は皆さんを裏切っている。
と○○子は思い始めていたのです。
昔の自分を知ってもらうことが、○○子なりの、皆様への、お詫びのつもりだったのでしょう。
あいつから、今回の投稿を泣きながら、提案されました。
○○子の気持ちを察して、いただけるなら、皆様、○○子とこれまでどうりのお付き合いをお願いします。
そして、○○子は、あの時期、守るべきは守る、真面目な女性だということを、明記させて、頂きます。
さらに、今回の投稿は○○子の監修のもと、作成したことを表記させて、頂きます。
立ち止まり、また歩く
振り返り、また歩くのです
(おわり)
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