sonoさんの『新・淳子ヒストリー』
sono.31 新シリーズ H 〜『 A DAY 』編〜
SONO - 書き下ろし
コメントのタイトル: 『 A DAY 』
コメント:
天使の誕生。
母親似の大きな瞳、でも顔はお猿さん。虹のほほえみ。
オシメを取り替えようとすると、きまって、おしっこをもらした。ゆれてる私。
母親に抱かれて、天使も夢みる。
「何歳〜?」と訊ねると、小さな指を三本立てて、自己主張。女は自由。
梅干を口をすぼめながら、食べていた。はじめての出来事。
母親を亡くしたことが、子供心にも分かり、火葬場で、我慢していた、少女。泣か
ないわ。
「誰が好き〜」と訊ねると、きまって、「おかあさん」と答えてた。あなたが恋し
い。
ピカピカの一年生。まだ子供でしょうか。
夏にご用心。せんべいと間違えて、せみの抜け殻を、バリバリ食べたやつ。
補助車無しの自転車にやっと乗れたころ。天使の冒険。
運動会で、きまって、ビリで駆けて来るやつ。しかも、よく転ぶ。ロンリーガー
ル。
「もう、お兄ちゃんとは絶対、手をつないであげな〜いから」と突然の絶交宣言
(大笑)。青春前期。
寝言を言いながら、縁側で寝ている様子にちょっとドキッとした瞬間。あなたのひ
とりごと。
セーラー服が眩しい、中学生。気になるあいつ。
母親の十年忌で○○子が歌った、リップステック。母親そっくり。
入試に頑張った日々。憧れの女子校生。青春賛歌。
カバンの中に母親のモノクロの写真。16才の感情。気まぐれヴィーナス。
授業参観で、突然、後ろを振り向き、「おとうさん〜」と手を振るから「○○子
ちゃんのおとうさん?」と御父兄から聞かれ
「わ、私はだだの素浪人です」とあわてて、意味不明なことを、言った時。特別な
気持ち。
スクスク育ち過ぎ(笑)、身長174cm。のっぽの恋人。
もうすぐ、卒業。ひとり
歩き。
わたしの青い鳥を見つける旅の始まり。
肩をすぼめて、笑うしぐさが
なんとなく、いいから
A DAY、今日も、その笑顔が
見れます様に と願うのです
(つづく)
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