"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館

管理人室

sonoさんの『新・淳子ヒストリー』


  sono.32  新シリーズ I
〜『それは先生』編 @〜

SONO - 書き下ろし


 今年の初夏の頃の夕食時の会話です。

 はぶれもんが、スポーツ新聞を見ながら呟きました。

「ふ〜、今年の春のGTは連敗だったな〜。去年の秋と合わせて5連敗だべ〜」

○○子「兄ちゃん、いくら、使ったんね?」

「えっ、そ、それは、まあ○万円くらいかな。」

 私の両親が、聞き耳をたてている気配が感じられ、かなり、かなりの控え目な金額表示でした。(笑)。

○○子「兄ちゃん、どうせ、当てられないでしょう。無駄使いしないで、もっと有意義にお金を使えば。たとえば、私におごるとかさ。ちょっと、ほしいものがあるんよね」

「お前なあ、言っとくけんど、俺が競馬をするのはなぁ、男のロマンなの分かる? 俺は、馬が好きなわけよ。馬の目を見たことがあるか? 動物なのに、人間に限りなく近い目をしてるやろ。あの目から、涙もこぼれるし、綺麗な目をしてるぜ。俺にとって、競馬は、勝ち負けじゃないんよ、男のロマンなんだよ〜っ」

 私は聞き耳をたてている、両親に聞こえる様に叫びました。(笑)。

○○子「じゃ〜、なんで、勝ち負けじゃないなら、ため息をつくわけ?」

「そ、それは、なんていうか・・・・・」

○○子「だから、もっと、お金を有意義に使いなよ。私にCD買ってよ」

「う〜ん。そうだな、たしかに、お前の言うとおりだぜ。もっと、お金は有意義に使うぜ。○○子、CD買ってやる。そんかわり、秋まで待て。秋のGTに勝ったら、お前にCD、買ってやるぜ〜っ。よ〜しっ、秋のGTは勝つぞ〜っ」

○○子「まだ、競馬やるんかいな。だめだ、こりゃ」

 お金を有意義に使うことは、はぶれもんの永遠の課題でありました。(笑)。

 

(つづく)




 戻 る 

inserted by FC2 system