"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館

管理人室

sonoさんの『新・淳子ヒストリー』


  sono.35  新シリーズ L
〜『新・淳子ヒストリー ビデオ血風録V』編 F〜

SONO - 書き下ろし

 あれから、25年後、40才を越えた現在、当時のことをTとSはこう語った。

  T「なんか、やり遂げた、充実感と言いますか、そんなものを感じましたね。
  それと、同時に、生きることの難しさを知りました。
  そして、本当の友情を知りましたね。
それは、Sも同じ気持ちだと思います。
  えっ、あのビデオデッキですか。
  あの、ビデオデッキはSと私の友情の証しとして、今も大切に保管していますよ」


「Tが強気にでて、現金でビデオデッキを買ったから、こうなったんですぅ。
  みんな、あいつが悪いんですぅ。うぅっ(泣)」


 苦難を乗り越えてきた、2人の重みのある言葉だった。

  さらに、当時のことを知る、友人たちは語った。

「あの2人、突然、押しかけて来て、冷蔵庫の中の食料を全部食べて、帰っていくんですよ。私も当時、余裕のない時ですよ。食費払え〜って言いたいですよ」

「私のアパートの中の食べ物を食べ尽くすとSとTはドッグフードまで食べていました。彼らは(キャットフードも食えるかな?)って相談をしていました」

「話すことは、なにもありません」

「食費も考えないで、デッキを買うなんて。本当に大迷惑な2人でしたね。もう、忘れたいです」

 友人たちの心暖まる言葉だった。

  (song by ♪ヘッドライト・テールライト♪

 高度成長という過渡期、豊かさの象徴として次々と生産されてきた、家電製品。

  ビデオデッキという、最新機器の開発にかけた、技術者たちの努力と熱意と執念が、今日の生活の便利さを支えている。

  その先端技術開発の裏舞台で、愛するひとのために生き抜いた、伝説の男たちがいた。

  技術の粋を集めた、録画用ビデオデッキの購入を無謀にも給料を全て投費し、一ヶ月間を食費0円で過し、空腹に耐えた、2人の若者がいた。

  人々は、2人の若者を見て言った。

  ご利用は計画的に と。

   プロジェクトX 〜挑戦者たち〜 生きるんだ 今日にかけた男たち ≠dND。

 

 今回、御紹介した玉ねぎめし≠ネどの料理は、御飯が炊けていれば、あとは御飯の上に生の材料をのせるだけで、短時間で完成のお手軽料理。

  皆さんも一度、お試し下さい。

  はぶれもんの3分クッキングの巻でした。(大笑)。

  玉ねぎ君

   嗚呼、玉ねぎ君

   玉ねぎ君 なのです 


 

(おわり)




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