ようこそ!
桜姫様の忍者屋敷へ

 その気がないことはよくわかり申した。
 まさか間違ってここに来てしまったわけではござるまいな。
 どちらにしても、ここからそのまま出すわけにはいかないことを心得よ。

 と申しても、力づくではお役目が果たせぬということも事実であるからして、もう一度、心を決める機会を与えて進ぜようと思うがいかがかな。
 どのようなお宝があるのか知れば気も変わるかも知れぬによって、お宝の目録だけ見せて進ぜよう。
 それが気が変われば、先ほどの部屋に戻って、やり直されよ。

 折角こうして会ったからには、次に機会を楽しみにしておる。

 それまで体をいとわれよ。
 御免。

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 暗闇だからといって何もないとは限らぬぞよきらぬぞよ。
 先程の経験を生かし暗闇に手をかざしていれば、手がかりがあるであろう。
 とにかく手を動かしていれば、何かにあたるでござろうよ。
 これでわからぬ者は縁がなかったと思って諦めるがよろしかろう。
 又の機会があればな。さらば。


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