"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館

管理人室

sonoさんの『淳子ヒストリー』

sono. 7  sono30代 中 編
〜踊る草野球&メ〜

SONO - 03/07/25 13:08:32

 連載7回目『淳子ヒストリー』は、『踊る草野球編』です。

 誘拐事件≠きっかけに、地元に復帰した私です。
 見事に、故郷に錦を飾れなかった私ですが(笑)。

 32、3の頃、同窓会の話の中で、
 「草野球でも、やろうぜ」
ということになり、私は、即行動で、仕事もそこそこに、ユニホームから、練習場まで、段取りし、あとは、練習です。
 当時、県下の草野球リーグは、1、2、3部の3団体リーグ式で、それぞれの団体の最下位が、下の団体の1位と対戦し、1チームだけ、上の団体に参加できる、規定でした。
 1、2部は、セミプロ集団ですので、私たちは、3軍の3部に、登録しました。

 2月になり、母校のグランドで、夕方6時から、近所の皆さんの協力で、電源引き込みの、ナイター練習です。
 なんぼ九州でも、2月の夜間は、かなり寒く、あまりの寒さに、私のSONも・・。
 失礼しました。

 私たちのチーム名ですが、当時、全てを段取した私に、監督の権限を与えて頂き、一任との約束でしたので、イエロー・リボンズ≠ノ決めました。

 4月、リーグ戦の開幕です(試合は、早朝5時からの早朝野球です)が、3部といえど、苦戦を続け、8月の終盤をむかえても、1勝もできないで・・・。

 ある日、野球中継を観てますと、
 「皆さんの応援のおかげです」
とのコメント。
 (応援? なるほど。それは、チア・ガール<oイ)
というわけで、私が、小6の頃、女子達が、私設淳子ファンクラブ≠作っていたことは、以前にも書きましたが、その同級生£Bに相談すると、やはり、それぞれ家庭もあり、渋い返事でしたが、チアガールの衣装代は、私が全額負担するということで、30代、子持ちの、リボン・ギャルズ≠ェ結成されることとなりました。

 しかし、次の試合まで、あと数日しかないというので、早速、小学校の体育館で、夜8時から練習が始まりました。
 当時、彼女達の留守を守って頂いた、旦那様方、本当に有難うございました。

 ということで(?)、ダンスは、チーム名にちなみ、『黄色いリボン』を取り入れました。
 私は、キャバレーのバイト時代に、先輩から、ダンスの初歩を、教えてもらったことがありましたので、ダンスの内容を考えました。
 『黄色いリボン』は、イントロから乗りがいいので、出だしからバーンときて、チャッチャーでガーンときて、♪ラブサインなーのー♪でドーンといって、エッ分からない?(笑)、でも完璧でした。

 しかし、体育館に行きますと、すでに彼女達は集合し、自分達のオリジナルのダンスを練習していました(泣)。
 もとより、私設淳子ファンクラブ≠フ彼女達、淳子さんの振りを取り入れたダンスは、さらに完璧でした。(彼女達の中に、大学時代、チアガールの経験者が、二人も居たのでした)
 彼女達の、汗だくの練習を見ていると、
 (残り試合、せめて、1勝だけでもしたい)
と強く思いました。

 試合当日、朝が早いので、彼女達が揃うかどうか、心配でしたが、各家族の方も来て頂き、イエロー・リボンズ′巨ャ以来、50人ぐらいの、大応援団となりました。

 試合前、私が用意した、黄色い衣装に身を包み、『黄色いリボン』をバックに、リボン・ギャルズ≠ェ華麗に踊るはず・・でしたが、彼女達かなり緊張してしまいまして、首に巻いた黄色いリボン≠ヘ巻き過ぎで、風になびかず、ミニスカートからのぞく2本の大根が、まるで大魔人≠フ様に、ゆっくりで、ほとんど踊りにはならず・・・。
 これ以上の描写は、皆様が眠られなくなるので、控えさせて頂きます(笑)。

 その踊りを見てた相手チームから、我がリボン・ギャルズ≠ノ、ヤジが飛び始めました。
 彼女達は、途中で踊りを止めて、泣き出してしまいました。
 それを見て、我が軍も、ヤジを返すという、リーグ初の乱闘の兆候を見て、主審さんが、「節度ある態度で」と警告をしました。(リーグ規約上、乱闘、それに類する行為は、試合は没収、チームは除名です)

 しかし、彼女達に罵声を浴びせた、相手チームへの怒りは収まらず、これを試合にぶつければいいのですが、はぶれもん≠フ集団の我がチームですので、やってしまいました。
 大乱闘となり、没収試合。
 両チームは、除名処分となってしまいました。
 応援に来ていただいた方、とくに子供さんに乱闘という大人のエゴを見せてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

 その夜の、居酒屋の大広間での、イエロー・リボンズ、リボン・ギャルズ、関係者合同の飲み会≠ヘ、当然、盛り上がらず・・・。
 すると、彼女達の一人の、
 「試合前のダンスは、適をかく乱させるための、目くらましの術なんヨ」
というタイミングのいい冗談に、一同、腹を抱えて、笑いました。

 そして、
 「試合で、踊れなかったから、今から踊るね」
と、居酒屋のスピーカーから流れるカセットテープの『黄色いリボン』をバックに、踊り始めると、それにつられ、残りのリボンギャルズ≠フメンバーも、踊り始めました。

 衣装はつけてなかったのですが、リボンは持参してきていたみたいで、屋内なのに、首に巻いた黄色いリボン≠ヘ風になびき、2本の大根も、華麗に動いていました。
 皆、酔ってましたので、狭い居酒屋のなかで、他のお客さんも巻き込み、全員で飲んで、歌って、踊りました。
 皆、最高の笑顔でした。

 ガキの頃から、机を並べ、いっしょに遊んだ、同級生£Bに、感謝です。ありがとうです。
 それと同時に、私が全額負担した、リボンギャルズ≠フ、衣装代の借金が思い出され、踊ってる場合ではない、俺でした(笑)。

 追伸。除名処分のチームは、チーム名と監督名を変えて登録すれば、来期のリーグに、再出場できますが、皆の意見で、イエローリボンズと、リボンギャルズは、永遠に不滅です≠ニいうことになり、3部リーグに再出場することは、ありませんでした。ジャンジャン。
 
 次回は、長老様、御期待の「恋愛編」です。


(つづく)




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