"My Pure Lady" Junko Sakurada |
sonoさんの『淳子ヒストリー』
sono.13 番外編W
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SONO - 03/09/15 07:55:34 9日の『白い少女』の録画が不可能となり、○○子の友人を集めて、録画できる人を徹夜で捜し、なんとか朝7時の放映に間に合った史上最大の作戦≠ヘ前回お伝えしましたが、これには、後日談があります。 作戦成功≠フ翌日の10日の夜、○○子が、私の家で掲示板を見ながら、 「兄ちゃん、『白い少女』は19日も放送するじゃん」 私は、はっとしました。 (そう言えば、たしか、RYOさんが、掲示板のなかで・・。) 確認すると、たしかに、19日の午後7時と、RYOさんの情報があります。 9日の録画が無理だと分かった時点で、私はパニックになり、19日のことは、記憶から消えてました。 「兄ちゃん、これは(御嬢たちに)知れたら大変やねー」 と○○子は、心配の様子です。 たしかに、○○子の友人たちには、 「『白い少女』の放送は、火曜日(9日)の一日限り」 と、説明した記憶があります。 それで、8日の深夜から明け方まで、無理して、『白い少女』を録画できる人を捜してくれたわけで、それが、実は、19日も放送されると、御嬢たちが知ったら、彼女達の怒りは、まさに怒髪天を突く≠ナす。 (これは本当に、バレたらヤバイ) と思い、○○子に、 「そのことは内緒にしてくれ」 と、涙ながらに哀願すると(笑)、 「もちろん そのつもりよ」 と、快く承諾してくれました。 ○○子の返事は、天使のささやき≠ノ聞こえました。 「ありがとう、そうしてくれると、助かるバイ」 と、一安心してると、今度は、○○子は、隣にいた私の母親と、会話を始めました。 「最近、身長が伸びて、着る服が、ないのよねー」 と、○○子の、悪魔のささやき≠ェはじまりました。 その後も、 「美容院が、近くにできたみたい」 とか、 「○○の中華のコースは、最高らしいみたい」 とか、ひとり言が、延々と続きました。 ○○子の、19日の件は内緒にするから、交換条件よー″戦を察した私は、危機を感じ、 「たばこ買ってくるけん」 と、立ち上がると○○子が、 「ところで、兄ちゃん、今度の日曜日、ヒマ?」 と、威圧感の鋭い視線で問われ、私は、その場に立ちすくみ、まるで、ヘビに睨まれたカエル≠ナした。 私は、母親に、目で救いを求めましたが、 「砂糖、買ってくるわー」 と、100mを8秒代の足早で、消えました。 私は、 「日曜日は、ヒマじぁないけどヒマです」 と、か細い声で答えました(笑)。 「じゃ、日曜日ね。もう帰るから。そうそう、19日の件は、内緒だったのよね」 と、勝ち誇る○○子の 「うふふ」 の声が、ひとり残された私の頭の中で、幾度となく、響きました(笑)。 そして、財布の中を確認し、 「明日、銀行に行こう」 と、うなだれながら、つぶやく私でした。 頭の中が真っ白になった白い40男≠ェそこに居ました。 皆様、私、SONOは、これから、○○子のしもべ≠ニして、生きていくことになりました。 本当の『史上最大の作戦』を成功させたのは、○○子だったのです(泣)。 『淳子ヒストリー 13回目』でした。ジャンジャン。 (つづく) |