"My Pure Lady" Junko Sakurada
桜田淳子資料館

管理人室

 

管理人の迷酊放談

〜よい酔い余韻の良い好い宵〜

『新版・犯罪報道の犯罪』を読んで

 

05 ■逮捕偏重主義を改めよ

●日本においては、逮捕を重要に考えすぎ、あまりに偏重した報道がなされています。
 データが古くて恐縮ですが、平成15年の統計によれば、一般犯罪の10人のうち起訴されるのは5人強で、残りの5人弱は起訴を免れているとのことで、殺人(未遂も含む)のような凶悪犯罪でも、逮捕者のうち起訴されるのは4人中3人で、逆から見れば、4人に1人は起訴されておらず、そうした人が、逮捕された段階で、犯人と決め付けられてマスコミに報道された場合には、悲惨な結果を招きますが、その責任を、警察も、マスコミもとろうとしないことは大きな問題です。

●そうしたマスコミによる犯罪報道に、裁判官も影響を受け、無罪を出したら許されない社会的雰囲気に負け、一審は有罪とし、「ほとぼり」がさめてから無罪にする傾向があるといいますが、その間、有罪にされたり、犯罪者の家族として、世間から断罪されてしまう側からすれば、たまったものではありません。  

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